牧野ひだまり足つぼ整体院 院長 向 利憲(むかい としのり)と申します。
先週はアルツハイマー型認知症の症状(初期)のことについて書かせていただきました。
今週はアルツハイマー型認知症の症状(中期)のことについて書かせてもらいます。
中期の症状
アルツハイマー型認知症の中期は、初期の状態に比べて人の手が必要となるほどの状態になることも多く、「真夏なのに冬服を着てしまう」などの行為によってほかの人に指摘されてしまい認知症に気づくこともあるでしょう。
また、アルツハイマー型認知症の心配度は本人には薄く多幸状態になることもあり、精神面にも影響が出てくる時期です。
●場所の見当識障害
家の近所でもどこにいるかわからくなってしまうなど、場所の見当識障害は中期で良く見られる症状です。
自宅のトイレの場所がわからなくなってしまうなど、明らかに健常な状態とは異なる状態にあります。
他にも、自宅にいるのにも関わらず「家に帰ります」などと言い出す、自分のいる場所が説明ができないなどの症状があれば注意が必要となります。
●失認・失行
初期に比べて中期は、失認・失行が見受けられます。
アルツハイマー中期では、普段できていた動きができないほどの症状の進行が見受けられれ、時計の文字盤が読めなくなったり・はさみなどの使い方がわからなくなったり服を着ることが出来なくなってしまうなどの色々なことができなくなってしまいます。
他にも、これまでに当たり前のようにできていた行動が急にできなくなってしまう症状が中期で見られます。
●失語
アルツハイマー型認知症の症状には、失語の症状も見られます。
失語の症状ごは具体的に言うと
◎ 見えているもの・聞こえている音が何なのかがわからない
◎ 言われたことがわからない・理解してもすぐにその言葉がでない
◎ 話すスピードは速く流暢に話せるが言い間違いが多くなる
などです。
他にも、反響言語(言葉のオウム返し)や保続(同じ言葉を繰り返して会話が進まない)や語間代(語尾や言葉の中間を何度も繰り返す)などがでてくるケースもあります。
●古い記憶の障害
中期の症状は、初期よりひどくなった記憶障害がみられ、新しい記憶だけではなく昔の記憶も忘れてしまうことがあげられます。
このような記憶障害、本人の自覚がないままに徐々にひどくなっていくことが考えられ、生活に支障が出てくることも多くなるでしょう。
●徘徊
自分がどこにいるのかわからなくなってしまう見当識障害の原因で、徘徊に通ずることがあります。
様々な障害がみられる認知症の患者さんが、屋外を徘徊するのはとても危険なのです。
徘徊の症状が見られる場合は、
◎ カメラやセンサー機能を利用して徘徊を阻止する
◎ GPSを利用して早期発見に努める
◎ SNSや地域のネットワークなどを捜索に利用する
などの対策があげられます。
今週はアルツハイマー型認知症の中期について書かせていただきました。
次週はアルツハイマー型認知症の後期について書かせてもらいます。
お楽しみにしてください。
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