あなたの周りに認知症で困っている方いませんか?4-1(症状編3)

先週はアルツハイマー型認知症中期について書かせていただきました。
今週はアルツハイマー型認知症後期について書かせていただきます。

後期の症状

症状が中期よりも悪化していくと認知障害がきつくなっていくためにより手厚い介護が必要となる頃です。

相手が1番近い近親者であっても何者なのかわからなくなってしまいます。歩くこともできなくなったり転倒で大腿骨骨折による寝たきりになってしまうことも多く見られています。さらに発言や嚥下機能の低下や表情がなくなってしまう・・・などに至り、肺炎などを起こして終末期となります。

人の見当識障害

アルツハイマー型認知症の後期では、身近な人(近親)が誰か分からなくなるほどの見当識障害が現れてしまいます。

同居する家族や親しい介助者であっても覚えていない・認識できない時があり介助するする人には辛い場合もあるでしょう。

弄便(ろうべん)・失禁

弄便(ろうべん)とは、排泄物を手で触れたり壁や床にこすりつけたりする行為を指し、アルツハイマー型認知症の後期よく見られる症状です。

また、失禁もアルツハイマーでよくみられ、大小便を我慢できずに漏らしてしまうことも増えてしまいます。

異食

異食とは、実質食べれないものを食べてしまう症状で、後期によく見られる症状です。

ある例では、ビニール袋を飲み込もうとして窒息してしまった・洗剤を飲み込んで中毒を起こしたという報告もあり、自力で歩くことが可能な患者さんなどはとくに注意が必要とである。

少し短いですが今週はここまでに致します。
次週からアルツハイマー型認知症の経過・治療法についてお伝えいたします。
興味がある方は次週のブログをお待ちください。

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