牧野ひだまり足つぼ整体院 院長 向 利憲（むかい としのり）と申します。
今週は先週の続きを書かせていただきます。
■失語
聴覚や発声に異常がないのにも関わらず、話す・聞く・読む・書くことが難しい症状を
失語と言います。失語は大きく分けて2つに分けられています。
・運動性失語：人の話は理解が出来るが、自分から言葉を発することはできない
・感覚性失語：相手が話している内容も自分が話している内容も理解できない
本人は「出来るはずのことが出来ない」という自覚を持っているため、理解されないことによって苛立ったり混乱を覚えます。
■失行
失行とは、運動機能に障害がないにも関わらず、以前は出来ていた日常の動作が出来なくなる症状のことです。
失行には次のようないくつか種類があります。
・観念失行：「はさみを使って」「切る」のような動作の組み合わせによる行為が出来な
くなるように、手順や物の使い方が分からなくなるようになる。
・観念運動失行：なにげなく自然にできる内容でも、意図的にやろうとしたり、指示され
ることが出来なくなる症状である。
・着衣失行：服の裏表、上下などが分からず、ボタンをかけられないほど、着衣がうまく
できない
今週はここまでとします。
来週は中期以降の症状について書かせていただきます。
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